ストレートキーコンテスト

先に、「触覚受信できるモールスの打鍵速度は、25WPM(”PARIS”を1分間に25回打つ速さ)まで」と結論づけましたが、とはいうもののコンテストはスピード重視。 25WPM以上で打っている人はザラにいます。

さて今日開催のJARL A1クラブ主催の「ストレートキーコンテスト」は、自動電鍵ナシの手打ち限定。 ふだんのコンテストではエレキーやメモリーキーヤーによる俊足を披露しているコンテスターも、今日に限っては慣れない?縦振れ電鍵をぎこちなく操っています。 そんなわけで今日の走行車線は平均スピード20WPM。 触覚受信で参加するにはうってつけです。

 偏屈者の私は、このコンテストにはいつも縦振れ電鍵ではなくこの「バグキー」の、長点を出す左向きストロークを使って出ています。

このコンテストの特徴としてもう一つ、「呼ばれた人は、次の交信は別の周波数に移らないとダメ」という、「QSYルール」があります。 ですからどこかの局を見つけて呼んで交信したら、直後に自分はその周波数に「居残り」となり、CQを出して呼ばれる側になるわけで、もし振動するかしないかぐらいの弱い局に呼ばれたらどうしよう・・・?という緊張感があるのです。

実際どうも複数の局から同時に呼ばれた場面が数回ありました。 白状しますが、その時は思わずアクチュエーター(振動子)に耳を近づけて、「ブーブー」と「ビービー」の音を聞き分けてしまいました。(それじゃ実証実験にならないでしょ!) すみません・・・。

30数局と振動指受信で交信できました。 お相手いただいた皆様、ありがとうございました。

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