エレコムから、振動で充電状況を知らせるモバイルバッテリーが発売になりました。
https://internet.watch.impress.co.jp/img/iw/docs/2064/327/html/2_o.jpg.html
振動による情報伝達の有用性について、拡がりを感じます。 こういう動きがもっと多くなることを個人的には期待しています。 エレコムさんぐらいの看板を背負っていれば、たとえOEMだとしてもそう発火リスクの高い電池は使わないでしょうし、そういう意味でも安心かも知れませんね。
昨今の中国の観光客手のひら返しリスクなどを見るにつけ、そんじょそこらに「ローリスク・ハイリターン」というものはない、ということを実感します。
さてこのモバイルバッテリー、ちょっと残念なのは「初見では何回短点振動が出ればフル充電なのか?わからない」ということがあります。 実際は4回ぶぶぶぶと云えばフル充電なのですが、ある人は5回でフル充電じゃと思うかも知れません。
また逆に、10%しかない時に「ブ」と一回だけしか鳴らないのは、感知し逃すおそれがあります。 前の盲ろう者大会では当事者のかたから「モールスのEとTは短すぎて感知が飛んでしまう可能性があるので、盲ろう者が使うにはある程度の長さを確保してほしい」というご意見をいただきましたが、これと同様の問題だと思います。
急いで対処(=補充電)しないといけないのはこの残量がわずかになってしまった時なわけですから、確実に知らせないといけないサインが短すぎて受信しにくいというのは、ちょっとどうかな?とも思います。
その点モールスの数字は、1だろうが5だろうが、5つの長短点で表すから間違いは少ないですね。
え?長点の数を数えれば逆だろう、って? 6から上は短点の数減ってくじゃないかって?
・・・う~ん、まあこの「ブブブブ」程度からはじまって、情報の組み合わせ量を増やしていってタイパ的に落ち着いたのが200年前にできたモールス符号(の英文)なわけです。 その辺は「まあ、そんなストーリーもアリだよね」ぐらいに見ていただけるとうれしいです・・・・。