電信振動アダプターの製作

私はアマチュア無線家です。 しかも電信ばかりやっています。 ですからこのアイデアをスマホ止まりにするわけにはいきません。

ところが恥ずかしい話、これだけやって無線機や周辺機器などいくつも自作してきているのに、電子回路の設計にかけては無知同然。 雑誌などに発表された回路をそのまま作ったり、組み合わせてみたりといった、ただはんだごてを手に組立てるだけ・・・頭脳なんてほとんど使っていません。

今回も、既存のよくある回路を組み合わせて、「無線機のスピーカー出力のモールスを入れたら、低周波振動するようなもの」を作ってみよう、という魂胆です。

このうち「整流回路+スイッチング回路」のことを、無線の世界では「VOX回路」といって、マイクに向かって声を出すと、勝手に送信スイッチをONにするようなものがあって、まあどれもオーソドックスと言える電子回路です。 素子メーカーのデータシートにある参考回路を組み合わせれば楽勝かな?と、知識もろくにないくせに高をくくって作り始めました。
そうしたら案の定、データシートのない、トランジスタのスイッチング回路のあたりで、その知識のなさが露呈してしまいました。(汗)

まあ、この回路で組んで何とか動作しますから、いいことにします。 電子回路にお詳しい方、修正したほうがいい点など、もしお気づきでしたらご教示ください。

なお電源電圧はNiMH電池なら3本の3.6V(単3電池も同じく3本で4.5V)としています。 ここに単3電池3本ですとリニアアクチュエーターがけっこう過熱(やけどするほどではないですが)しますので、2本で3Vの方がいいかも知れません。 素子表面には緩和措置としてマスキングテープを貼ってあります。

それにしても、NiMHの単3と、アルカリ単3とを、視覚障がい者はどうやって判別しているのでしょうか? このプロジェクトを始めてから、ユニバーサルデザインということをあちこちで意識するようになりました。

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