視覚を使わないモールス早見表(1)

この間、「3doodle」という3Dペンをメルカリで見つけました。盲ろう者にモールス符号を説明するのに、どうやってあの符号を立体化するのがいいのか? かれこれ1年考え中なのです。

最初にやったのが点字テンプレートでピッチ無視の連打をして長点を作る方法、これはせっかく打刻しても次の打刻で点字がつぶれるのでアウト。

次がアルミテープを点図シート(ウレタンの下敷)上に置き、符号を点字打刻ペンで描く方法。これは台紙に貼る時に接着面に木工用ボンドを詰めてやることで、触ってもつぶれない強度を出せます。この方法は現用しています。

ちょっと予定していた大きさより小さいけど一番早く作れるのが、テープライターを使う方法。ピリオド(. )と長音(ー)を使うので、(ー.ー.)と一直線には並びませんが、私にはそれが却って判読しやすいように感じています。

それ以外にも、木工用ボンドを直接絞り出してみたり、グルーガン(溶融接着剤)で描いてみたり、桧の「ひご板」を切って貼ったりとかいろいろやってみてはいます。それぞれ、作りやすさとか耐久性とか触ったときの明瞭度とか安全性とかいろいろ差があるのですが、すべてに◎がつく方法はまだ見つかりません。(どなたか良い素材があればご紹介ください)

No. モールス符号の刻印方法 幅(mm) 高さ(mm) 画像
1  テープライター 1.2 0.3
2  アルミテープに点図描き 2.5 0.6
3  桧角棒 を切り貼り 2.0 1.0
4  木工ボンド 直書き 3.0 0.85
4  グルーガン(ホットボンド) 3.0 1.9
4  3-doodler start+(3Dペン)


そこで見かけたこの「3Doodle」、子どもが使っている紹介動画を見る限り結構シャープで、手触りもいいモールスが引けそうです。 新品だとけっこういい値段なのですが、中古ならまあ買ってもいいかなという価格帯なんで買ってみました。

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