HFバーチカルアンテナのローディングコイル改造(その2)


現用のバーチカルが左、今回作った方が右です。

だいぶ前のアンテナ(左)よりもコイルは大径で低い位置に入っています。



コイルの巻線ピッチは約10mmです。 エアダックス風に番号をつけると「#110-30-100」?
これでも一応試験的に被覆材に水滴をつけて、その垂れ下がり長さ以上のピッチにはしています。




さて設置してナマの共振周波数をアナライザで測ってみました。
(この辺の結果は前のページに載せてあるので前後しますが)

「!」

写真で周波数表示(7.107MHz)はスキャン終了時の値ですが、グラフは6.2MHzで同調していることを示しています。

ヘリカル分のインダクタンスを考慮しないで6.4MHzの予想だったので、かなりいい線いっているのかな?
同調点でSWR=1.5はちょっと高いみたいな気もしますが、最初からオートアンテナチューナをあてにしているので、
ここは気にしません。



その後、実際に波を出して測ると案の定どのバンドもだいたいSWR=1.2以下。

・・・あれ?28MHzだけSWR=2.0以下にならない・・・
もしかしたらエレメントが長すぎて、SG-230内蔵のコンデンサでは短縮しきれないとか??

ここはATUにロックをかけて、リグの内蔵チューナーも作動させて合わせ技でSWR=1.0にしました。
ともあれ、「非力な当局の主力」は無事更新完了です。



しかし、この後とんでもない事が・・・・・・(?)

HFバーチカルアンテナのローディングコイル改造(その3)へつづく 

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