50MHzの「走れないモービル・ヘンテナ」 (3:テスト運用)


天気のいい週末に、近くの公園の駐車場で組立ててみました。
全長3m半あるので、地べたに寝かせて組んだりしたら他の車や人にジャマです。

スリムというからには、組むのもバラすのもスリム。 そういう設計思想でしたが・・・

   

アンテナを立てたまま組立てることは出来たのですが、本当はトランクリッド基台にアンテナの根元を据え付けた状態でスルスル上に伸ばしたかった・・・

ごらんの通り、私の身長では足りません。 しかたなく地面に立てて、延べ竿を伸ばしつつ垂直エレメントを下に継ぎ足して伸ばし、えいやと基台に据えました。
背丈が2mもあれば見事に5分で設置できたのに・・・・ざんねん!



これなら迷惑にはならないぐらいかな?
3D-2V+SMAコネクタで車内に取り込みます。



おっと! さっき(1)での注意点はここ。 
2.5mmR以上にしておかないと・・・
黄色いクッション材でも貼っとこうかな?

飛びを確認するため相手局を50MHzのCWバンドで探しましたが・・・・・誰も居ない・・・。

こういう時は、最近だとやっぱりFT8なんですかね・・・。
周波数固定で何十局も出られるんで、もはやメインチャネルみたいなもんです。

マッチング調整はアンテナアナライザを持ってきていたので10分で済みました。

適当に下辺から24.5cmのところで固定して測ったSWRが下のの方。
FT8もやりたいので29.0cmまで上げてみたところSWRは下のになりました。

バンド幅はSWR<2.0を可使範囲だとすると400~500kHzぐらいとれそうです。
今日の所は給電点は29cmで固定です。

SWR
2.0
1.5
1.0
MHz→ 50.0  ・ 50.1  ・ 50.2  ・ 50.3  ・ 50.4  ・



50.313MHzで関東圏内10局ほどとQSOしましたが、
+6dB振って(FT8だと「振って」はいないけど)聞こえていた一宮とか豊橋の局は呼べど取ってくれず・・・

耳は良さそうなので次回に期待しましょう。


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